2014/04/19 9.百四丈滝スキー(一里野スキー場より1day)

念願の百四丈滝をゲットしてきた。写真と実物の迫力差デカシ! 一里野スキー場から滝に至るルートは距離があり雪庇の発達した痩せ尾根も気が抜けず厳しいが、その分登り応え十分で白山をはじめ大笠山、笈ヶ岳の眺望も素晴らしかった。

Wikiペディア 百四丈滝

■メンバ 単独
■用具  STIGMA160cm、TLT SPEED、TLT5Mountain
■行程  2014年4月19(日)晴れ、+8~+0℃

03:57( 749m) 一里野スキー場(林道車停車地点)
04:22( 839m) 林道(ここから雪道)
05:53(1171m) 尾根取り付き
07:05(1552m) しかり場分岐
08:57(1723m) 奥長倉避難小屋
09:51(1956m) 稜線
11:00(1724m) 百四丈滝着
11:15(1724m) 百四丈滝発
12:01(2065m) 稜線
12:49(1734m) 奥長倉避難小屋
14:40(1539m) しかり場分岐
15:27( 976m) 林道
16:00( 736m) 一里野スキー場(林道車停車地点)

時間 12時間2分
距離 25.3km
累積標高差 ±2387m
0419map1.jpg
0419map2.jpg
0419updown.jpg

百四丈滝は夏でも見られるが滝壺に形成される巨大な氷の壺はこの時期に限られる。以前より実物を見たいと思っていたが他の山行を優先して数年間タイミングを逃し続けていた。今シーズンはプライオリティを上げゲットすることに。

夏道を歩いたことは無く情報収集は地形図とネットの山行記録にて。アップダウンの尾根は痩せて勾配があり楽ではないこと、日帰りには距離が長いのだがアップダウンが多いが故、スキー滑走が限定され時間短縮が望めないことが分かった。

気合が必要との認識の中、好天予報のチャンスが到来し今回の出動となる。自宅から近いので夜9時過ぎに出発。一里野スキー場から林道をデリカで行けるところまで登って車中泊する。

0419-0422yuki.jpg04:22( 839m) 林道839m点から雪
朝3時半起床。気温8℃と暖かい朝だった。薄い靄がかかり星は見えない。軽く食べ4時ちょい前、熊鈴をつけて林道をツボ足で歩き始める。雪は消えたり出たりだったが20分くらい先で積雪が安定した。

0419-0509nagaredome.jpg05:09 流れ止め紛失
槍倉山手前で林道をショートカットして尾根に入り、ここでスキーを履く。しかし問題発生。片方の流止めが無くなっていた...。残雪期でスキーを流せば谷底まで止まらず回収困難これは絶対避けたい。地図落下防止のヒモ(写真)で代用出来たが一瞬ドキッとした。

0419-0509yoake.jpg05:09 朝靄

0419-0534yoake.jpg05:34 山際より陽が昇る
予報通りの好天が期待できそう^^

0419-0551rindo.jpg05:51 林道と別れ尾根に取り付く

0419-0600jurin.jpg06:00 樹林帯
雪は硬くクトーがカラカラと高い音を立てていた。

0419-0612sorin.jpg06:12 疎林
気持ち良い青空♪ 尾根の上部からの眺望は如何に!

0419-0659sanpoiwa.jpg06:59 大笠山、笈ヶ岳
尾根上部からの振り返り。プチ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! であろう。

0419-0705nanakurayama.jpg07:05 しかり場分岐
ここまでが加賀新道で1本東の檜新宮参道と合流し加賀禅定道と名前が変わる。距離的には全体の4割を消化したことになるが急登や細尾根の難所はこれからである。写真は白山方向の眺望。最奥が白山である。

0419-0745one.jpg07:45 アップダウンな尾根
しかり場分岐の先に「マジですか~」と笑ってしまう様な痩せた急登雪庇尾根が出現。ダブルアックスの世界だった。その先もアップダウンが続き帰りも同じ苦労をすると思うと頭がクラクラした。

0419-0748kinoko.jpg07:48 キノコ
思わずキノコを撮影したくなるわけです。

0419-0758view.jpg07:58 長大過ぎる加賀禅定道
アップダウンは凸に隠れており凸を越え更なるアップダウンが出現の繰り返し。無用な期待は無駄であること痛感。もう開き直るしかない(笑)

0419-0811view.jpg08:11 稜線まで先は長い
帰りも難儀間違いなし!

0419-0839.jpg08:39 ダケカンバ

0419-0849.jpg08:49 雪庇の先に避難小屋
トレースは雪庇との距離が近いことがあり、右の樹林帯に独自のラインを引く。雪は硬く雪庇崩落の可能性はほぼゼロ%なのだが。。

0419-0858koya.jpg08:58 避難小屋
2階建ての広くて清潔な室内には3名の荷物がデポされていた。こんな小屋で宴会をし美女坂の頭でご来光を見るのも楽しそうである。

0419-0911.jpg09:11 美女坂
稜線に延びる最後の急登。登山地図では「細く急な尾根」として(危)マークが付く難所に分類されている。ここも雪庇と距離をとって右の肩斜面に独自のトレースを引いた。滑落の危険を自問したが、アイゼンが効きウィペットも刺さるので「コケても止まれるし問題ないな」と余裕をもって登り上げる。

0419-0912.jpg09:12 丸石谷(進行方向左手)
深い谷の右(写真では見えない)に百四丈滝が位置している。

0419-0924.jpg09:24 立屋谷(進行方向右手)

0419-09242.jpg09:42 美女坂中腹より振り返り

0419-0952ryousen.jpg09:52 美女坂の頭
出発から6時間。やっと稜線♪ 広大な大雪原は圧巻であった。ここに立てただけで今日来た甲斐があった。行動食と休憩で体を休めながら板を履く準備をし、だだっ広い尾添尾根を出発。気温0℃で風も強いのでベンチレータを閉めた。

0419-1035.jpg10:35 雪庇の切れ間より丸石谷へエントリー
尾添尾根は左手に発達した雪庇でありエントリーポイントが分かり難かった。地図上岩場地帯の小さな尾根より丸石谷に降り、谷の底から滝に登り上げるルートをとったが、この斜面は日射がダイレクトに当たり雪が緩み危険が増すので、今回登り返したルートの方が安全である。

0419-1039fall1.jpg10:39 遂に姿を現した百四丈滝

0419-1051fall.jpg10:51 丸石谷底部より
氷の壺は恐ろしくデカイ! 写真と実物はこうも違うのか。感動!!

0419-1100fall1.jpg11:00 百四丈滝到着

0419-1100fall2.jpg壮大なスケール

0419-1100fall3.jpg滝壺
撮影時のシャワーであっという間に全身ずぶ濡れ。デジカメもびしょ濡れぉぃぉぃ防水機能無いんですけど。因みに足元はスケートリンクの様な硬い氷で強烈に滑るので、近づき過ぎて滝壺に転落しないようご注意を。

0419-1100fall4.jpg記念撮影

0419-1114fall.jpg11:14 百四丈滝さようなら

0419-1139.jpg11:39 やはり近くで見てナンボである

0419-1154.jpg11:54 丸石谷源頭
滝から稜線は南向き斜面で雪が緩みザラメでシールの板が滑る! 上半身酷使し体力的に厳しい登行は、稜線までの標高差300mを汗ダクダク40分で完全にグロッキー。稜線に着くとうぉーと雄叫びを上げてひっくり返った。目を閉じれば頭がグルグル回って何とも気持ちいい感覚♪ ずっとこうしていたい気分^^ しかし今回は下山も侮れないと、行動食と水分補給の後、シールを剥がして下山開始。レッツゴー♪

0419-1238.jpg12:38 美女坂のコルより振り返り
スキー大活躍はここまで。出発から8時間半経過し既にお腹一杯な状況。さぁここからが踏ん張りどころである。

0419-1245.jpg12:45 奥長倉避難小屋と雪庇の発達した尾根
コルで板を担ぎそのまま歩行下山。小屋の先も微妙なアップダウンが続くため歩行でいく。登りで硬かった雪は緩みステップで10cmくらい沈む雪質だった。アイゼンは不要。

0419-1301.jpg13:01 アップダウン多過ぎ
歩くしかない。

0419-1307.jpg13:07 雪庇

0419-1325.jpg13:25 勘弁してのアップダウンが続く
行動開始から既に9時間半が経過。ガンバである。

0419-1409.jpg14:09 しかり場分岐手前
痩せた雪庇尾根が最後の難関。出発から10時間経過した体には辛い。板は美女坂のコルから担ぎっぱなし...。

0419-1537rindo.jpg15:37 林道合流
しかり場分岐でようやく板を履いたがストップスノーに苦しめられる。まぁそうなるわな...。槍倉山手前で最後の登り返しをヤブ漕ぎ付きで処理し這う這うの体で林道に合流する。ラストの林道では雪が締まり漕ぎスキーを回避出来た^^

0419-1548.jpg15:48 一里野スキー場ゲレンデ

0419-1558p.jpg15:58 林道の駐車場所
ラスト20分はアスファルトを歩き駐車場所に到着。丁度12時間の超特盛山行が終了した。ごっつぁんです!

メモ
・滝と氷の壺は見応え十分。実物は写真とスケール感が異なり間近で見る価値アリ。オススメ度高し。
・日帰りは厳しい。小屋1泊が基本。
・尾根の雪庇は要注意。トレースを信じず十分に距離をあけるべし。
・下山時、美女坂のコルから登り返したらスキーを履いて行けるところまで滑走した方が時短出来るかも(今回は付外しの煩わしさを嫌ってずっと担いだ)
・入山者は自分入れて9名で山スキーは自分のみ(と思う)

pc_20_01.gif
 カシミールGPSデータ 20140419.gdb
登山[113], 百四丈滝[2] | Comments [9]
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ にほんブログ村 スキースノボーブログ バックカントリーへ

コメント[9]

プリンのような百四丈滝、近くで見ると、とても大きいんですね。
見てみたいです。
それにしても遠そうです(^^;

おおー、1度は浴びてみたい百四丈滝。スキー無い方が楽だった感じですか?

一度間近で見てみたいけど、この記録を拝見したら俺には絶対無理であることを確信致しました。

バスを利用する軟弱BCスキーとは違って、ハードなBCスキー(山スキーかな)に脱帽です。
来週の26日(土曜)ユアサ君の休みと私の休みが合ったので、コット谷から大日岳に行こうと考えています。コラボどうでしょうか。自転車も必要かも知れません。昨年は連休にはオープンしていたのですが。

ど迫力の写真ありがとうございます。
間近で見る百四丈滝は迫力ありすぎて恐怖さえ感じそうですね。
興味はあれど敷居が高く、アップダウンに躊躇します。

 お早うございます。
山スキーの醍醐味を充分味わいたようですね。
山にはまだ多くのざんせつが。
大きな滝があって、それにしても滝壺に
積もったデブリが凄い。

凄い~!スキーで日帰りとは。そして美女坂をスキーを担いで登ったのですね。
小屋の写真を見ると、1週間で1mぐらい雪が少なくなっています。
お疲れ様でした。

素晴らしい光景ばかりで、シーズンの終わったこちらに住む者からしたら羨ましい~の一言ですね。
雪の百四丈滝、一度は見てみたいもんです。

SHOさん
想像以上の大きさでした。
見応え十分なのでオススメですよ。
距離は、、ありますね。小屋泊して美女坂の頭でご来光がいいかも^^

よすあきさん
確かに入山9名中スキーは私だけでしたね。
登山靴は歩き易い分、楽かも。
日帰りならスキーレスもあり(というか正解?)かもしれません。
小屋泊ならいろんなイベントを組み合わせる意味で
スキーがいいかな。

itazo555さん
いや、板さんなら行けますよ!
でも楽しむなら小屋泊がいいですね。
ついでに丸石谷の源頭からの超広大斜面を
大滑走してください。壮大過ぎるかな(笑)
でもあの斜面は一度滑ってみたいと思いました。

レッドバロンさん
唐松の報告見てますが、なかなかチャレンジグではないですか!
スピード感もあって素晴らしかったです。
26日は前日が飲み会なのと、会社同僚の自転車走行会に
参加する予定なのでNGです。すみません。
毛勝や針ノ木、林道開通後最初の週末の薬師などでコラボ
したいです。

たけさん
アップダウンの痩せ尾根は写真では迫力ありますが
実際はそうでもないですよ。
距離ありますが小屋1泊すれば余裕をもって滝を見れますので
是非ご検討下さい!

多摩太郎さん
次から次に現れるアップダウンは辛いを通り越して
笑ってしまうレベルでしたが、写真の眺望はホント見事でした。
滝も迫力がありまた行きたいと思える山行でしたね。
次回は1泊して、ご来光や壮大斜面の大滑走と組み合わるのも
いいかなと思っています。

Repuさん
いいルートですね。かな~り楽しめました。
富山の方とはおそらく私が下山の時に美女坂ですれ違った
3人組かと思います。ちょっと挨拶しただけでしたが。
雪解けは1週間で1mですか! この時期は早いですね~。

ドロップさん
西日本は雪退けは早いですよね。
過去の報告見るとGWも滝壺は見れるようですので
ご検討下さい。
いよいよGWですが、また遠征なんでしょうね ̄ー ̄)ニヤリ
私は仙台帰省で山はまだ計画してませんでした。

コメントする