2017/12/03 62.厳冬期白山スキー(withよすあき氏)

今シーズン初滑りを白山で^^ 甚之助小屋からエコーラインに登り上げた時に見た日の出間もない白山と別山は空の青がこれまでよりも鮮やかで息を呑む素晴らしさだった。感動の嵐。日の出間もないからか、厳冬のため空気がより澄んでいたのか。

■メンバ よすあき氏、私
■道具  スキー:STIGMA/BD、ビンディング:TLT SPEED/Dynafit、ブーツ:EVO/スカルパ
■行程  2017年12月3日(日)快晴、出発時白峰0℃・山頂-10℃激風、

23:55( 504m) 白峰、MTBで出発
00:56( 839m) 市ノ瀬着 1:11シール歩行で出発
03:00(1268m) 別当出合 03:18発
05:51(1971m) 甚之助小屋 06:05発
07:08(2266m) エコーライン
08:54(2702m) 白山御前峰着
09:20(2702m) 白山御前峰発
09:49(1945m) 甚之助小屋
10:32(1711m) 新ルート探索
11:49(1268m) 別当出合
13:18( 504m) 白峰

距離 GPS電池切れのため記録なし
行動時間 13時間23分
累積標高差 GPS電池切れのため記録なし

1203map.JPG↑自家用車は白峰まで。白峰から市ノ瀬はMTB、市ノ瀬から別当出合はシール歩行。甚之助小屋の先はエコーラインに登りあげるルート。

↓新ルート探索
青線を探索したが別当谷を渡る橋が撤去されてかかっておらず断念。
1203tanken.JPG

立山そして長野方面で降雪が進みネットの初滑り報告も増えてきた。先週仙台帰省した際は新潟と福島を繋ぐ磐越道でラッセル車稼働する真冬さながらの激しい降雪があり、初滑りの定番白山も「いい感じ」だろうとこの週末は天候に注視していた^^

日曜日の好天がほぼ確定。金曜日が飲み会だったのでラッキーだった^^ 前日の土曜、まずは白峰からMTBが使えるか、別当出合から上部の積雪量の状況、また11月29日に頻発した361回の火山性地震に対する見解をよすあき氏に聞いてみると、「私も計画してました」ということでコラボが決まる^^

ライブカメラからの推測でMTBは市ノ瀬までは行けそう、積雪はヤブがかなり埋まっているはずとのこと。火山性地震については判断難しいとの見解。

日本には現在111の活火山があり、このうち47火山が火山防災のため監視、観測が必要とされ、白山も「過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山」として選定されているようだ。御嶽山の噴火事故もあるので、念のため火山性地震と噴火の関係を確認しておいた。

昨年11月の自転車指ケガのその後であるが、左手薬指はこれ以上改善しないところまで治った。しかし、、、押すと痛い箇所がある、神経が不完全で麻酔をかけたような状態、血行不十分で夏でも冷たいという状況。最大のリスクは凍傷。完全なリスク回避策はないので今後は極寒な場所や日を避けて山スキーを楽しみたいと思っている。

171202-235022.jpg23:50 白峰にて 気温0℃だった。風は金沢予報では5m/sと少し強め。白山山頂は相当強いだろうと目出し帽を持参した。さぁ間もなく出発!

171202-235028.jpg23:50 よすあき号 今回初めて自転車にスパイクタイヤを装着したらしい。

23:55分に白峰出発。丁度1時間で市ノ瀬に到着した。市ノ瀬までの道路は除雪され乾燥していたが、所々凍結しており漕ぐと空転し、傾斜地は横方向にスライドする恐ろしい状態だった。慎重に走行。因みによすあき氏は問題なし。スパイクタイヤ恐るべしであった。

市ノ瀬では服部文祥(サイバイル登山家?)さんのトークショーでお会いしたM上さんに会った。前日午後に白峰出発して、市ノ瀬に泊まったとのこと。お互いご苦労様です^^

171203-020018.jpg02:00 市ノ瀬→別当出合の林道にて。積雪はアスファルトの露出が見られたがスキー歩行には十分だった。帰りも2回ほど板を脱ぐ程度。
写真は超高感度モード(ISO6400)で撮影。月明り程度だがここまで明るく撮影出来る^^

171203-025943.jpg02:59 別当出合。ツボ足で膝まで沈む積雪は50~60cm程度か。底板のない吊り橋を渡ってスキー歩行開始。石の階段も雪があったが、固くてシールが滑ったので板を脱いだ。よすあき氏は脱がずに登り上げた。

171203-041125.jpg04:11 中飯場

171203-054057.jpg05:40 明るく照らしてくれた月が紅色に光色を変えて間もなく地平線に沈む。

171203-0710.jpg07:15 エコーラインからの別山
積雪が増えたとは言えヤブは激しかった。幅が狭くエッジむき出しでグリップが弱いシールは5シーズン目で更に悪化し、そのリカバリで上半身を酷使し体力を消耗した。シールは今シーズン買い換える(購入済)。今回のシールは貼り流しの剥がれ易さ確認でエンドのクリップをカットしている。

171203-071533.jpgエコーラインからの白山方向
空の青が鮮やかで思わず息を呑み見とれてしまった。空気が澄んでいるせいか?

171203-074734.jpg07:47 弥陀ヶ原からの水屋尻雪渓

171203-080830.jpg08:08 室堂

171203-080836.jpg山頂方向

171203-085200.jpg08:52 先にゴールしたよすあき氏

171203-085422.jpg08:54 白山御前峰
白峰から9時間、市ノ瀬から7時間40分かなりヘロヘロでゴール。よすあき氏が終始先行して待たせる形となったが、2年前のような股関節痛大迷惑はなかった^^;

山頂は固く凍った氷の世界。直下は雪が固くクトーがよく効き歩き易かった。風は体が持っていかれる様な激風。気温ー10℃で体感温度は何度なのだろうか...。日差しがあったので寒くはなかったが、ケガ指が徐々に冷えてきて気が気ではなかった...

171203-085456.jpg別山と室堂

171203-085507.jpg大汝峰

171203-085512.jpg遥か遠方に北アルプス

171203-085847.jpg比咩神社奥社

171203-091755.jpg09:17 滑走開始
奥社の脇でシールを剥がして滑走開始!

171203-091919.jpg09:19 直下の滑走斜面は氷とパウダーのミックス

171203-091921.jpg09:19 よすあき氏。滑走ポジションが素晴らしい。

171203-092716.jpg09:27 水屋尻雪渓

171203-092851.jpg09:28 水屋尻雪渓はパウダーだった^^

171203-093636.jpg09:36 エコーライン

171203-101801.jpg10:18 甚之助小屋の下
エコーラインから甚之助小屋まではバージンなパウダーゾーンだった^^ 甚之助小屋から直下は写真のパウだがすぐヤブゾーンに突入^^;

171203-102858.jpg10:28 ヤブゾーン

171203-104129.jpg10:41 別当覗きの先で別当谷へドロップする新ルート探索。林道に合流して橋で対面に渡る。北斜面で雪はよかったが急斜面なのと石が出ている箇所があり慎重に滑走。

171203-110015.jpg11:00 橋は撤去されていた...。ということでシールを貼って林道で中飯場まで歩行...。こんなこともあるでしょう。都度状況判断が迫られる探検スキーは面白かった^^

171203-110031.jpg11:00 参考までに。対面の林道。橋を渡った後は緩い登り傾斜になっている。写真左端の更に先は林道が別当出合まで繋がっている(吊り橋を渡らなくて済む)

171203-113925.jpg11:39 吊橋

171203-131944.jpg13:19 白峰到着
山頂から4時間、トータル13時間半。別当→市ノ瀬は緩んだ雪の漕ぎスキーが辛かった。市ノ瀬→白峰のMTB走行は路面の氷が融けずに凍っているところがあった。日差しで暖かく、かつ、大半は融けており油断していたので急ブレーキ。肝を冷やした。この時期は油断出来ない。

最後に
3日間ほどお腹にガスが溜まりオナラが出まくる状況が続いていたが、下山時、甚之助小屋でトイレして以降は腹痛に変わり大変な状況だった。腹痛は下痢に変わり21時頃に至ってはトイレから出られない状況という...。熱やだるさは無い。月曜日も続いており困ったものである。年のせい?

171203-181403.jpg昨年から履き始めたEVO/スカルパはサイズが大きめのせいか靴擦れが激しかった。昨年途中からインナーにパッドを当てることで大きく改善したが完璧ではなかったため、踵側面にパッドを追加してみた。
結果としては、平坦路の長距離歩きで靴擦れなく非常にいい感じ^^ しばらく様子を見る。

171203-181444.jpgウィペット(アイゼン付きストック)の締め付けネジが緩んでいて長さ調整が出来なかった...。昨日道具関係を全て点検したつもりだったが...。

171202-165846.jpg使い古しシールで「貼り流しの剥がれ易さ」を実験。YASUHIRO先生が以前シールのエンドは貼り流しがベストとおっしゃっていた。エンドをクリップで固定するタイプは、エンド部分がソールに粘着しておらず浮いているため、浮き部分からシール部分に雪が侵入して剥がれるのだったと思う。ただエンドを切り落とすことに抵抗があり実施したことはなかった。
結果は良好。シールはヤブこぎで剥がれ易いが、今回激しいヤブこぎでも剥がれなかった。


火山性地震と噴火の関係調査


2017年11月29日に1日トータル361回の火山性地震が観測されたため、御嶽山の噴火事故を踏まえ、白山の噴火の危険性について調査した。

分かったこと
・警戒レベル1(最も警戒が小さい)でも噴火は起きる。警戒レベル1でも安心は出来ない
・火山性地震回数が平常時よりも明らかに多い状態が続くと危険(御嶽山)
・火山性地震20回で小規模な噴火が発生する山(新潟焼山)がある一方、100回以上発生しても何も起きない山もある(白山)
・火山性微動も危険度を表す指標として使われるが、レベル1を超えることは殆どない(超えたら相当危険な状態と考えられる)

白山の危険度
・361回/日の火山性地震は過去にない頻度なので危険と言えば危険
・29日より後は火山性地震の「多発」はしていない(安心材料)
・100回/日を超える火山性地震は過去に何度か発生しているが噴火はしていない

結論としては、火山活動が活発化していることは間違いなさそうだが、入山出来ないほど危険ではないと判断。


1203kazanontate.jpg
1203kazanyakedake.jpg
1203kazanyakeyama.jpg
1203kazanhakusan.jpg

有史以降の火山活動←数100年単位での噴火の歴史が分かる
御嶽山
焼岳
焼山
白山

◆御嶽山(噴火事故直前の状況)
2014年9月10日 警戒レベル1、火山性地震 51回、火山性微動 0回
2014年9月11日 警戒レベル1、火山性地震 85回、火山性微動 0回
2014年9月12日 警戒レベル1、火山性地震 多い状態、火山性微動 0回
2014年9月27日 噴火

◆白山(最近の状況)
白山の火山観測データ

・2017年11月29日午前7時までの4時間 警戒レベル1、火山性地震 250回、火山性微動 0回(29日トータルでは361回)
・午前5時6分はマグニチュード2.8の地震で白峰で震度1を観測
・地震回数が200回を超えたのは2005年の観測開始以来初めて
・2014年12月16日 火山性地震 160回/日余り
 2017年10月10日 火山性地震 120回/日近く
 →噴火は観測されていない

警戒レベル
 1 活火山であることに留意
 2、3 可能周辺警報、入山規制/火口周辺危険
 4、5 噴火警報、避難/避難準備

火山性地震と火山性微動の違い
 火山性地震 主にマグマに起因する間接的な水蒸気爆発や岩石破壊などによる振動
 火山性微動 主にマグマ自体が地下で何らかの動きを始めたことが直接的にわかる連蔵板振動

山スキー[153], 白山[53] | Comments [6]
 
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コメント[6]

おめでとうございます~!
素晴らしい写真を拝見して、凄いな~、羨ましいなぁと思いました。いつの日か、私も厳冬期の白山に行きたいです。

いよいよシーズンインですね。
初っ端から最高の山行で羨ましい〜。
こちらは・・・。
いつになるやら・・・。

いつもながらハードですね。しかし私もチャレンジしたい。今度連れていってください。私は結局2週連続の白乗でした。新しいスキー靴の試し履きでした。新しい靴でのロング山行は、まだまだ先になりそうです。

repuさん
このところ週末は悪天が続いてましたので今回の好天は幸運でした。
①11月頃のドカ雪以降で②市ノ瀬までMTB使える③好天日が条件と思います。なかなか条件合う日は少ないですが是非ご検討下さい^^

ドロップさん
今回兵庫からの山スキーヤーがいましたが、広島からだとシンドイですね。
今シーズンは雪が多い気がしますので、大山のシーズンインも間もなくなのではと思います^^

redbaronさん
この時期に登頂して安全に(余裕もって)下山するには出発は早まってしまいますね。
12月の白山は更に難易度上がりますので、来春の残雪期白山に行きましょう!
白乗の報告は拝見させて頂きます^^

 お早うございます
白山もすっかり冬山ですね。
相変わらずお元気な様子で安心。。。 ! !
そうか 白山も噴火の山でしたね。
気をつけるのに越したことないですね。

No.1599の多摩太郎さんのコメントへの返信

多摩太郎さん
今朝の金沢は今年一番の積雪となりました。
昨夜から車の上に7-8cmくらいでしょうか。
太平洋側は晴れ予報だったと思います。この時期の天気の差は大きいですねぇ
白山は活火山でして過去にない頻度で火山性地震が発生したということで、念のためリスク確認してから山に入りました。

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